失敗の科学/No.3

こんにちは。

引き続き、「マシュー・サイド著 失敗の科学」です。

(No.2はこちら)

 

クローズドループに陥らないための、

具体的な方策を本書は提示しています。

 

・試行錯誤を繰り返し、良い結果の方向へ進化していくアプローチ

・「行った施策」の結果だけを見るのではなく「施策を行わなかった」集団の結果を見るアプローチ

 

試行錯誤を繰り返し、より良い取捨選択を行なっていくアプローチは、

ABテストのような形で少しずつ世間に広まっているような気がします。

行動に対するフィードバックを得やすいWebと親和性が高いですね。

 

一方で、単純に試行錯誤を繰り返せばいいわけではなことを、

2つ目のアプローチは示しています。

すなわち、比較対象の設定に偏りがあると、得られている結果も偏っているということです。

 

とことん科学的なアプローチを取らなければ、

認知のバイアスに人間は引っ張られてしまうのでしょう。

 

続きます。

No.4で完結予定です。